予防歯科

虫歯や歯周病は治療よりも予防がおすすめです

予防歯科

「歯が痛む」「冷たい物がしみる」などの症状があったら虫歯のサイン。放っておくとどんどん悪化してしまうので早期発見・早期治療をおすすめします。さらにおすすめなのが「予防」です。

虫歯も歯周病も発症と進行のメカニズムが解明されているので予防することが可能です。病気にかかって歯を削ってしまうと元には戻りませんので、病気を未然に防ぐことこそ、口腔内の健康維持につながります。埼玉県さいたま市中央区・与野駅近くの歯医者「与野駅前ヒロデンタルクリニック」では予防に力を入れた診療をご提供しています。

予防がお口の健康を守ります

虫歯や歯周病を予防するための基本は毎日のブラッシングです。ブラッシングにより、歯の表面についた虫歯菌や歯周病菌(これら2つをプラークと言います)を機械的に除去することができます。口腔内に汚れ(プラーク)をためてしまうと、そこから虫歯や歯周病が発症してしまうので、プラーク(歯垢)や歯石を取り除くことができれば口腔内の2大トラブルを防ぐことができます。ただ、毎日ブラッシングしていてもどうしても汚れが残りがちで、歯ブラシだけでは約20%磨き残しがあると言われています 1)。その磨けない部分から病気になることが多いのです。

そのためおすすめなのが定期検診の受診です。当院で定期的にスウェーデン式のプロフェッショナルケアは、毎日のセルフケアでは落としきれないプラークもきれいに落とせるうえ、口腔内をすみずみまでチェックします。もしすでに虫歯や歯周病を発症していたとしても自覚症状が現れる前に発見でき、比較的かんたんな処置で治療を終了させることができるのです。そのため比較的かんたんな処置で治療ができるのです。適切なプロフェッショナルケアを定期的に受けられている方は、虫歯や歯周病をほとんど発症することなく過ごすことができた、という報告があります 2)

歯がすり減る場合を考えてみましょう。その原因はさまざまで、睡眠中の歯ぎしりの場合があれば、「酸性」の飲食物の摂取が多すぎる場合もあります。その原因を突き止めて、歯ぎしり防止のテンプレート(ナイトガード)を装着したり、「酸性」の食品の摂取を抑えていただいたり、フッ素塗布によって歯質の強化を図ることで歯のすり減りを抑制できるようになるのです。

口腔内の状態が一人ひとり異なるように、病気の原因もそれぞれです。その原因を取り除かなければ口腔内の健康維持は難しくなります。当院では口腔内のチェックの際に、細やかなカウンセリングを行い、一見、歯とは関係がないように思われる生活習慣についてもお伺いし、口腔内の健康維持につなげています。

歯の健康を守ることができれば、将来的に入れ歯のお世話にならずに済み快適な生活をおくれるはずです。いつまでもご自分の歯で充実した生活をおくっていただきたいと思っています。

当院の予防歯科の特徴

予防歯科の大家 アクセルソン教授の予防方法を提唱し、実践します

アクセルソン教授は、スウェーデンで予防歯科における研究を長期にわたり行い、虫歯の発生や、歯周病の進行を止められることを科学的に証明されました 2)、3)、4)。当院では、その予防方法を忠実に再現し、実践しております。この予防方法は、お子様から、大人の方まで、その年代、口腔内の病気の既往歴によって異なっております。従いまして、様々な年代の方がお受けすることができますので、安心してご来院ください。

担当衛生士制です

当院ではいつも同じ歯科衛生士が口腔ケアを行います。そうすることでお口のちょっとした変化を見逃さずに済むのです。また顔見知りの歯科衛生士がお声がけすれば、お口のお悩みを打ち明けやすいのではないでしょうか?定期的なプロフェッショナルケアが予防や早期発見・早期治療に有効です。

リコールのお知らせをします

定期検診では口腔内のチェックとともに歯科衛生士による歯のクリーニングを行います。毎日のブラッシングでは落としきれない汚れを落とすのでそれが予防につながるのです。しかし、日々100%汚れを取り除くことはできませんので、3ヶ月もすると、やはり口腔内に汚れがたまり出すといわれています。そのころにふたたび定期検診を受けていただけることで、より健康が維持できるのです。当院では、患者様にお口の中の健康を維持していただきたいため、リコールのお知らせを送っています。そしてうっかり忘れてしまうのを防いでいます。

1) Glavind L et. al. Oral hygiene instruction of adults by means of a self-instrutional manual. J Clin Periodontol. 1981
2) Axlsson P. et. al. The long-term effect of a plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults. Results after 30 years of maintenance. J Clin Periodontol. 2004
3) Axlsson P. et. al. Effect of controlled oral hygiene procedures on caries and periodontal disease in adults. J Clin Periodontol 1978
4) Axlsson P. et. al. The effect of a plaque control program on gingivitis and dental caries in schoolildren. J Dent Res 1977

予防メニュー

ブラッシング指導

ブラッシング指導

毎日のブラッシングが口腔内のトラブル予防の基本です。歯の状態に合わせて患者様一人ひとりに合ったブラッシングの仕方のアドバイスをいたします。

プラーク(歯垢)の染め出し

プラーク(歯垢)の染め出し

毎日ブラッシングをしていても自己流の場合、部分的に汚れを残してしまうことがあります。プラークの染め出しをすれば「みがきぐせ」がはっきり分かるので、汚れを落とすのに効果的なみがき方の習得につながります。

フッ素塗布

フッ素塗布

歯の再石灰化や歯質の強化を促すフッ素を歯面に塗布します。フッ素には細菌の活性化を抑えるはたらきも期待できるので、定期的なフッ素塗布が虫歯予防に有効です。

PMTC

PMTC

プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングのことで口腔ケアのプロフェッショナルによる専用器具を使った歯のクリーニングです。歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝の汚れを徹底的に除去し、仕上げに歯面を滑らかにみがいて汚れの再付着を防ぎます。

生活指導

生活指導

虫歯も歯周病の感染症の一種です。そのため身体の免疫力が弱まると発症や進行が促されてしまいます。生活習慣との関連性がありますので、食事や飲酒、喫煙や睡眠などについて伺い、お口のトラブル予防につながるような生活習慣をアドバイスします。

大切なのは“継続すること”です

どんなに一生懸命ブラッシングをしても、8時間もすると汚れの付着がはじまるといわれています。また就寝時はお口の自浄作用がある唾液の分泌量が減るので、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。そのため就寝前に丁寧なブラッシングをして汚れをすっかり落とすことが大切です。理想は飲食後の毎回のブラッシングですが、なかなか難しいのではないでしょうか? その際は、口ゆすぎだけでもすることをおすすめします。

そして定期検診をご活用ください。口腔内の状態により異なりますが、3ヶ月程度の間隔で受けることをおすすめします。歯のクリーニングはお口のトラブル予防だけでなく、口臭予防にもつながり、お口の中がサッパリします。美容室に行くような感覚で口腔内の健康を維持してください。

スウェーデン式予防歯科

虫歯や歯周病をしっかり予防しましょう

虫歯や歯周病をしっかり予防しましょう

お口の2大トラブルは歯周病と虫歯です。しかし、どちらも発症と進行のメカニズムがわかっているので、科学的根拠にもとづいた予防が可能です。

北欧のスウェーデンは歯科予防先進国のひとつなのをご存じでしょうか? 埼玉県さいたま市中央区下落合・JR京浜東北線「与野駅」より徒歩1分の歯医者「与野駅前ヒロデンタルクリニック」では、予防に重点を置いた「スカンジナビアンアプローチ」をご提案しています。

スカンジナビアンアプローチとは?

PICKUP!

スカンジナビアとは北欧のことで、その北欧の中でもとくにスウェーデンは歯科予防先進国といわれています。スウェーデンのイエテボリ大学のLindle教授をはじめとするリサーチグループが提唱する「スカンジナビアンアプローチ」は歯周基本治療(プラークコントロールや非外科処置)、外科処置、そして必要に応じた抗菌薬などを使用して、感染を除去し、生体に無理をさせず、歯を長持ちさせるための診療です。

スカンジナビアンアプローチの流れ

初診(検査・診断)

歯科医療の目的は歯の健康を維持することです。口腔内全体をひとつの器官として考えて健康を守るためには、ご自身のお口の中の現在の状況を把握する必要があります。そのためにまずカウンセリングを行い、お口の状態について、そしてお悩みやご要望をじっくり伺うのです。また視診のほか、お口の中の細部まで確認する為に、全顎レントゲン撮影やCT撮影、歯周病検査などを行い、口腔内の検査・診断を行います。そして丁寧にわかりやすくご説明します。

基本治療

検査・診断により計画と立てた治療を行います。歯周基本病治療や虫歯治療、重度の虫歯の根管治療などを行います。

歯周病治療

初期段階の歯周病にはほとんど自覚症状が現れません。歯周病の予防や治療の基本は汚れを落とすことですので、PMTCブラッシング指導を行います。

» 歯周病治療について詳しくはこちらをご覧ください

虫歯治療

虫歯部分を除去して詰め物や被せ物を装着して歯の機能を補います。プラークコントロールも大切ですので、カウンセリングや歯のクリーニングなどを行います。

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根管治療

歯の神経にまで達してしまった重度の虫歯でも抜歯を避けるため根管(こんかん)治療を行います。

» 根管治療について詳しくはこちらをご覧ください

修正治療

基本治療後、再検査・再評価を行います。基本治療だけでは治らなかった場合にはさらに修正治療を行います。

歯周外科治療

歯周基本治療を行っても感染が除去できず、症状が改善しない場合は歯周外科処置により、徹底的な感染の除去を行い、その後、患者様ご自身がメンテナンスしやすいような工夫を施していきます。

歯周組織再生治療

歯周病が進行すると歯を支える歯周組織が破壊されますが、歯周基本治療や歯周外科処置を行うことで歯周組織の健康は回復されます。しかし、1度失われた歯周組織は、破壊される前の状態には戻りません。この破壊された歯周組織を再生させる方法が歯周組織再生療法です。歯周組織を再生して抜歯せずに残すことができるようになってきています。

確定治療

修正治療後、再検査・再評価を行います。そして必要に応じて、インプラント治療やメタルフリー治療、ホワイトニングなどを行います。

インプラント治療

歯を失ってしまったときに歯の機能を補う治療のひとつです。顎の骨に人工歯根を埋め込むので、その前に虫歯や歯周病の治療を終わらせなければなりません。

» インプラント治療について詳しくはこちらをご覧ください

メタルフリー治療

歯の機能回復とともに自然な美しさの回復にも重点を置いているのが身体にやさしいセラミックを使用したメタルフリー治療です。

ホワイトニング

天然歯を削ることなく白くするのがホワイトニングです。薬剤を使用して黄ばんでしまった歯を白くします。

» 審美歯科治療について詳しくはこちらをご覧ください

メンテナンス

口腔内の健康維持の基本は毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスです。お口の状態に合わせて次回のメンテナンスの時期をご案内します。

» 予防歯科について詳しくはこちらをご覧ください