インプラント治療

まるで自分の歯のような咬み心地です

虫歯や歯周病、外傷など、歯を失う原因はさまざまです。たとえ1本でも歯を失ったまま放置してしまうと、見た目が悪いだけでなく、となりの歯が倒れ込んできたり、咬み合っていた歯が伸びてきたりして歯列や咬み合わせのバランスをくずしてしまいますので、治療はすみやかに受けることが大切です。

治療法はおもに3つ。となりの歯を削って連結した人工歯を装着する「ブリッジ治療」、取り外し可能な「入れ歯治療」、そして人工歯根を埋め込む「インプラント治療」があります。埼玉県さいたま市中央区・与野駅近くの歯医者「与野駅前ヒロデンタルクリニック」ではさまざまな治療に対応しています。

インプラント治療とは

1950年代スウェーデン、ブローネンマルク教授によって、世界で初めて、歯科インプラントの基礎研究がなされました。その後、様々な研究により、お口の中で利用できることが確立され、世界中にインプラント治療が広まっていきました。歯を失った部分の顎の骨にインプラント(人工歯根)を外科手術で埋め込み、その上に土台やセラミック製の人工歯を装着したり、特殊な入れ歯を使用したりして歯の機能を補うのがインプラント治療です。

インプラント治療とは

インプラントは生体親和性が高いチタン製で、顎の骨に結合しやすいような特殊な形状と表面加工を施しています。しっかり結合して安定すると、まるで自分の歯のような咬み心地が得られるのです。

インプラント治療のメリット・デメリット
メリット デメリット
  • セラミック製の人工歯の装着により自然な美しさが得られます
  • まわりの歯に負担をかけません
  • しっかり咬めます
  • メンテナンスをすれば長く使用可能です
  • 外科手術が必要です
  • 自費診療なので比較的高額です
  • 毎日のケアや定期的なメンテナンスを怠ると使用できなくなることがあります

インプラント周囲炎に注意しましょう

インプラントにも、被せている人工歯にも高い耐久性があります。もちろん虫歯にもなりません。しかし毎日のセルフケアを怠り、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けないと、歯肉炎に似ている「インプラント周囲粘膜炎」、歯の周囲の繊維や骨を喪失していく歯周病に似た「インプラント周囲炎」にかかってしまうことがあります。これら2つを総称し、インプラント周囲病変と言います。世界のデーターを見ると、約22%の患者さんがインプラント周囲炎に罹患しているという報告があります。インプラント周囲粘膜炎は治療可能であると報告されておりますが、不幸にもインプラント周囲炎になってしまった場合、現段階で、インプラント周囲炎の治療方法は世界でも確立していません。つまり、インプラント周囲炎にならないようにすることが重要です。本医院院長は、世界でも有名なインプラント周囲炎の予防、治療方法を研究、実践しているSerino先生の元に留学し従事してきました。インプラント周囲病変にご心配の方は、ご遠慮なくご相談ください。

参考文献

Derks J, Tomasi C. 2015. Peri-implant health and disease: a systematic review of current epidemiology. J Clin Periodontol. 42(Suppl 16): S158?S171.

当院のインプラント治療

日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医による治療です

歯周病の患者様に対してのインプラント治療をより安全にご提供することを目的に、日本臨床歯周病学会では平成25年6月15日に日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定制度を発足しました。歯周治療についての専門知識や技術をインプラント治療に応用します。当院院長は日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医です。

歯科用CTによる精密な検査・診断をご提供しています

歯科用CTによる精密な検査・診断をご提供しています

インプラント治療は比較的新しい治療法です。顎の骨に人工歯根を埋め込むので、インプラント治療を成功させるためには精密な診断が欠かせません。そのために活用しているのが歯科用CTです。顎の骨の状態や血管や神経の位置などを詳細に、そして立体的に把握できるので、精密診断が可能になるのです。

サージカルガイドを活用しています

安心で安全なインプラント治療をご提供するために、当院では歯科用CTのデータをもとにしたシミュレーションを行っています。そしてインプラントの埋入位置や角度などを計画し、その通りに手術を行えるようなサージカルガイドを活用して、シミュレーションの再現を可能にしています。さらに手術時間の短縮にもつながるのがサージカルガイドのメリットです。

衛生管理を徹底した環境で治療します

衛生管理を徹底した環境で治療します

医療施設で心配なのが院内感染です。その心配を払しょくするため、当院ではもっとも厳しいヨーロッパ規格を満たしているクラスBの滅菌器を導入し、使用器具を高圧高温滅菌しています。また口腔外バキュームを各ユニットに設置して、歯や補綴物を削った際の粉塵の飛散を抑え、唾液や血液も口元で吸い込んで、院内に拡散するのを抑えています。